まぁくつぅ >> タツノコアニメ特集 >> 未来警察ウラシマン

[URASHIMAN〜THE FUTURE POLICE〜]
過去・現在・未来へと続く物理法則に逆らって、過去から未来へ転移する事をウラシマ・エフェクトといい、その時の影響によって超能力を身につけた者を、人はウラシマンと呼んだ…けどね。

前例の無いキャラクターデザイン

未来警察ウラシマンの、それまでのタツノコ作品との大きな違いは、『キャラクターデザイン』に有ります。それまでのタツノコ・キャラの特徴といえば、

  • 吉田竜夫さん、天野喜考さんデザイン『格好良いヒーロー+色トレスの口紅をつけた'70年代ファッションの美少女』
  • 下元明子さんデザイン『絵本のイラストの様な可愛い小動物』
等でしたが、『ウラシマン』は、人物の骨格がしっかりしている点では同じですが、目の描き方が全く違います。初めて見た時は、なんて小さい目なんだろう、とびっくりしました。なかむらたかしさんのデザインの影響が大きいのでしょうか。
当時のアニメ誌(アニメージュ)にも、『ウラシマン』監督の真下さんのインタビューに『市民権を得るか心配だったキャラ』と有りました。当時の他社アニメのキャラクターは、風船の様に丸い顔に可愛い目が多かった(ex.うる星やつら、クリーミーマミ)ので、この心配も分かる様な気がします。(杞憂だったみたいですが。)

タツノコ作品の魅力は『ガッチャマン』に代表されるように、

  • 骨格のしっかりした人物デッサン
  • 映画の様な洒落たセリフ
  • 華麗なアクション
  • 洗練された(悪ノリまでしちゃう)ギャグ
がミックスしているトコロに有りますが、『ウラシマン』はそれに『実験的な映像』『特殊な配色(背景)』もプラスされます。
『実験的な映像』とは、EDの映像、実写の目のドアップ映像、等のことです。
『特殊な配色』とは、例えば『ウラシマン』の背景を見れば一発で分かるのですが、建物やメカの色を灰色系では無く、暗めの赤紫+紺色で彩色してしまうトコロです。これはどうやら『ゴールドライタン』と同じ配色ですが。(監督・スタッフさん一緒ですから。)

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